【Jackeryジャクリ】ポータブル電源Jackery708レビュー
アウトドア用のポータブル電源「Jackery708」をファミリーキャンプで利用しました。
はじめてポータブル電源を使いましたが電源があるだけでキャンプの快適さが格段に上がり驚きました。
今回はアウトドア用ポータブル電源Jackery(ジャクリ)の「Jackery708」は何が素晴らしいのか、注意点は何かを細かく紹介しますので参考にしてみてください。
ポータブル電源はキャンプだけでなく、車中泊や災害時などにも役立ちます。
最近は停電などの災害が起こっているので一家に一台持っておくと安心感があると思います。
\キャンプから防災まで幅広く活躍/
Jackery708の詳細はコチラ
Jackery708の特徴
アウトドア用ポータブル電源の中で一番有名なブランド「Jackery(ジャクリ)」は2012年米国シリコンバレーで設立し、2019年に日本法人を立ち上げた新しい企業です。
読み方は「ジャクリ」です。
「ジャケリー」とか「ジャクリー」と読んでしまいますが「ジャクリ」が正式名称です。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は容量別に5種類ありますが、今回は家族4人のファミリーキャンプで使える容量の多い「Jackery708」を利用しました。
「Jackery708」の特徴はこの4つです。
- 大容量なのでファミリーキャンプに最適
- 最大6デバイス同時に充電できる
- 安全性が高い
- 充電速度がはやい
一番の魅力は「大容量」です。
191400mAh/708Whの大容量のためファミリーキャンプで多くの電源を使う方でも安心して利用できるポータブル電源です。
708Whの容量はキャンプで利用するポータブル電源の中では容量の大きい部類に入ると思います。
スマホの充電が40回、電気毛布も約10時間利用できる優れものです。
Jackery708の紹介動画もあるので時間がある時にチェックしてみてください。
使える容量
参考までに電子機器がどれ位の時間使えるのかをまとめました。(公式サイトより)
ライト(5W) | 約58時間 |
---|---|
ノートパソコン(30W) | 約9回 |
プロジェクター(100W) | 約5.9時間 |
32インチ液晶テレビ(60W) | 約10時間 |
ドローン(60W) | 約12回 |
電気毛布(55W) | 約10時間 |
スマートフォン(18W) | 約40回 |
タブレット(12W) | 約20時間 |
車載冷蔵庫(60W) | 約51時間 |
機械のメーカーや使用環境により充電時間は前後するので目安の時間として覚えておきましょう。
良かったこと
ポータブル電源を使って良かった事を紹介します。
01.1泊2日のキャンプで十分使える
使う前は「Jackery708」で容量は足りるのか心配でしたが家族で1泊2日のキャンプ(3月)を「Jackery708」1台で乗り切ることが出来ました。
実際に3月のキャンプで利用したのはこちら
- 電気毛布1人用サイズ×2枚
- スマホの充電×2台(充電)
- LEDライト1台(充電)
一番容量を使う電気毛布は夜21時〜翌朝6時までの9時間利用しましたが、バッテリー残量が20%と朝まで切れることなく利用する事ができました。
電気毛布は2枚とも「弱」で利用し、寝袋の中に入れて熱を逃さない工夫をした事で朝起きるまで使い続ける事が出来たのだと思います。
はじめて使った時に途中でバッテリーが切れたので、今回は電気毛布の熱を逃さない事を意識したら上手くいきました。
熱が逃げると消費電力をどんどん使うのでバッテリーの減りがはやいみたいです。
真冬のキャンプではもう少し電力を使うので「Jackery708」単体で過ごすことは難しいと思いますが春夏秋のシーズンであれば4人家族でも十分利用できる容量です。
02.本体を5時間で充電できる
ポータブル電源本体を充電する時間は5時間で100%充電が完了します。
キャンプ前日の夜に充電しておけば朝には充電が完了しているので準備が簡単なのは嬉しいポイントです。
また、「Jackery708」は車のシガーソケットで充電ができる仕様になっているので、キャンプに行く道中や災害時の時などに充電することも可能です。
シガーソケットを使って充電にかかる時間は約13時間でした。
AC電源と比較すると充電速度が違いますが、万が一に備えて車で充電できる機能があるのは素晴らしいと思います。
03.液晶モニターが分かりやすい
液晶モニターに「バッテリー残量」と「使っている容量」が表示されるので利用状況が一目で分かります。
他社の商品は残量が%でないものもあるので数字で残量が表示されているのは分かりやすく使いやすい機能です。
表示される項目は3つです。
- バッテリー残量
- OUTPUT:電気の出力量
- INPUT:電気の入力量
ライトは液晶の横にある「DISPLAY」ボタンを押すと光ります。
冬場はバッテリーの残りが気になるので夜の暗い中でも確認出来るのは助かりました。
04.出力端子が多い
「Jackery708」にはAC電源とUSB、シガーソケットなど出力端子が多いので様々な充電に対応しています。
最大6デバイスに同時接続する事ができるので充電待ちの時間を減らす事が出来ます。
- AC100Vコンセント:2口
- USB-A端子:2口
- USB-Cポート:1口
- シガーソケット:1口
AC電源2つを電気毛布で使い、USB側でスマホやタブレットの充電をするなどまとめて利用できるのは嬉しい機能です。
個人的には「AC電源」が2口あるのが非常に助かりました。
05.ファンの音が静か
「Jackery708」は熱を放出すために定期的に「ウィーンッ」とファンが回りますが比較的静かな音なので気になりませんでした。
家で使った時は周りが無音だった影響か「ファンの音が結構するな」と気になっていたのですが、外で使うとファンの音はほとんど聞こえませんでした。
テント内では風の音や虫の鳴き声など自然の音も聞こえるのでファンの音が気にならないのだと思います。
口コミで書かれていますが「Jackery」のファンは静かみたいですね。
他の商品と比較していないので分かりませんでしたが、実際ファンが回っていてもあまり気にする事なく過ごせたので眠りの妨げになることはないと思います。
06.安全性
画像;Jackery
「Jackery708」は様々な資格認証を受けています。
- 防災製品等推奨品認証(一般社団法人防災安全協会)
- PSEマーク
- 「UN38.3」(国連特別輸送試験)の認証
安全かどうかは使う環境により異なるので判断が難しいですが、認証を得ている事はJackeryの安全性を保障している証拠なので安心感はあります。
また2年保証があり、Jackeryの商品を購入してから初期不良や欠陥がある場合は無料で交換する事が出来るので不具合があれば迷わずサポートに連絡をしましょう。
機械なので初期不良や故障が起こる可能性はあります。
保証を受けるには注文番号やレシート・領収書が必要になるので購入時にしっかりと保管しておきましょう。
07.コンパクト
大容量なのにコンパクトなので車に積み込む時も邪魔になりませんでした。
ファミリーキャンプは荷物が多く車に積み込めるか不安でしたが横幅は約30cm、高さも約19cmとコンパクトサイズなので問題なく積み込めました。
「Jackery708」のサイズはコチラ。
- 横299.7mm
- 奥行き191.5mm
- 高さ190.5mm
また、ハンドルが折り畳めフラットになるのは嬉しいポイントですね。
容量が少ないJackery400の方がコンパクトですが708でも大きいとは感じませんでした。
荷物が多くても邪魔にならないサイズだと思います。
以上がJackery708を使って感じた良かった点です。
注意点
次は注意点を紹介します。
01.充電アダプタが熱い
充電をすると充電アダプタがものすごく熱くなります。
最大65度まで上がるそうです。
公式サイトに熱くても問題ないと書かれていましたが驚くほど熱くなるので触らないように注意しましょう。
大容量のため、充電中ACアダプターは最大65℃まで温度が上昇し、手で触れるとかなり熱く感じられますが、最大75℃の耐熱設計になっておりますので、ご安心ください。また、充電はできるだけ換気の良い環境で行ってください。
最初に触った時は熱くて電源を抜きましたが調べると熱くなってしまう仕様のようです。
子供が触ると危険なので手が届かない場所で充電する事をオススメします。
02.ボタンを押さないと充電できない
はじめてポータブル電源を利用したのでボタンを押さないと充電が開始されない事に気が付きませんでした。
ただ差し込み口に刺せばいい訳ではないので覚えておきましょう。
慣れている人には当たり前の事だと思いますが1回失敗したので注意点として記載しておきます。
「AC」や「DC」ボタンを押して緑色に光ったら充電ができている証拠です。
03.家電を使うには容量が少ない
キャンプでドライヤーやケトルを使えると思い試してみましたが容量オーバーで使えませんでした。
「Jackery708」は定格500W(500Wの出力まで使えること)なので600W〜1200Wを使うドライヤーは利用できません。
ポータブル電源を使う上で「定格」は大事な指標になるので覚えておきましょう。
ケトルも小型のものは500Wで利用できる商品も一部ありますがほとんどの商品は1000Wを超えるはずです。
「Jackery708」は家電を利用する事が難しいのでドライヤーやケトル、炊飯器など家電を利用したい方は「Jackery1000」以上の商品にしましょう。
参考までに、キャンプ場の区画にある電源は1000Wが一般的なので電源サイト内でドライヤーなどを使うと落ちる可能性もありますので注意しましょう。
04.電気毛布の使い方には注意
電気毛布を寝袋の中に入れておくと9時間使い続ける事が出来ましたが、掛け布団として寝袋の外へ出して利用すると途中でバッテリー切れになってしまいました。
電気毛布は熱を閉じ込める事が出来れば電力の消費が少なく済むのですが、冷気に触れる状態にしておくと電力をどんどん消費するのでバッテリーの減りが早くなります。
銀マットと挟むやり方や、寝袋に入れるやり方など様々な方法があるので熱を逃さない方法で利用する事をオススメします。
朝4時でバッテリー切れが起こり寒くて大変でした。
電化製品を使う場合は電力を抑える方法を調べてから使う事をおすすめします。
以上が「Jackery708」を利用する上での注意点です。
商品概要
電池タイプ | リチウムイオン電池 |
---|---|
容量 | 708Wh |
定格出力 | 500W |
重量 | 6.8kg |
AC出力 | 2*100V/5A ,60Hz |
シガーソケット | 1*12V/10A |
USB出力 | 1*USB-A出力:5V/2.4A
1*USB-C出力:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15/3A、20/3A 1*QC3.0出力:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A |
充電温度 | 0℃~40℃ |
動作温度 | -10℃~40℃ |
サイズ(横×奥行×高さ) | 299.7*191.5*190.5mm |
Jackeryの選び方
画像:Jackery
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は5機種あり容量が異なります。
- ポータブル電源 240
- ポータブル電源 400
- ポータブル電源 708
- ポータブル電源 1000
- ポータブル電源 1500
今回利用したのは2〜3日使用できると言われている「Jackery708」です。
ファミリーキャンプで電気毛布などを利用するために「Jackery708」を選びました。
選ぶ基準として家電を使うか、使わないかで2つに分けられるのでJackery製品を選ぶ際は何を使うかを重要視して容量を選ぶようにしましょう。
- 家電が使える「1000」と「1500」
- 家電は使えない「240」「400」「708」
ドライヤーなど高出力な家電はJackery1000以上でないと安定していて使えないです。
ファミリーキャンプをする方は「Jackery400」「Jackery708」「Jackery1000」で悩むと思いますが、冬でもキャンプで利用したい方は「Jackery708」「Jackery1000」がオススメです。
公式サイトに「ポータブル電源の選び方」が細かく書かれているので選ぶ際の参考にしてみてください。
編集長から一言
「Jackery708」をキャンプで利用しましたがスマホの充電、電気毛布の利用、LEDライトの充電など電源があるだけでキャンプの快適さが格段に上がりました。
「Jackery708」を実際に使ってみましたが、容量が大きいポータブル電源なのでファミリーキャンプをする方にはぴったりだと思います。
実際に使ってみて「Jackery708」をおすすめの方は
- ファミリーキャンプをする方
- 電気毛布を2枚まで使う方
- スマホやパソコンなど複数同時に充電したい方
逆におすすめしない方は
- 真冬に使いたい方(1000がおすすめ)
- 家電製品を使う方(1000がおすすめ)
- スマホの充電や扇風機などでしか使わない方(400がおすすめ)
- ソロキャンプで使う方
です。
ポータブル電源を活用する事でキャンプの満足度が上がるのでポータブル電源は今後必須になりそうです。
様々なメーカーからポータブル電源は出ていますが知名度No.1の「Jackery」で快適なキャンプライフを過ごしてみてはいかがでしょうか。
[jin_icon_check_circle color=”#000″ size=”18px”]キャンプでポータブル電源を使う6つのデメリット
\キャンプから防災まで幅広く活躍/
Jackery708の詳細はコチラ