【Trangiaトランギア】アルコールバーナーレビュー
Trangia(トランギア)の「アルコールバーナー」は1951年より生産されているアルコールバーナーの王道ギアです。
ガスバーナーと比較すると調理時間がかかりますが「手間や時間」を楽しむ事がアルコールバーナー最大の魅力です。
今回はTrangia(トランギア)の「アルコールバーナー」の何が素晴らしいのか、注意点は何かを細かく紹介していきますので参考にしてみてください。
アルコールバーナーに目覚めてから炊飯は必ず使っています。
時間はかかりますがゆっくり料理を作る楽しさをアルコールバーナーが教えてくれました。
Trangiaアルコールバーナーレビュー
「使いやすい壊れにくい」シンプルな構造のアルコールバーナーは半世紀にわたり愛されている人気商品です。
タンク(容器)に燃料であるアルコールを入れて火をつけるだけのシンプルな商品ですがキャンプの醍醐味である「手間や時間」を楽しみながら調理することが出来ます。
Trangia(トランギア)の「アルコールバーナー」の特徴はこの4つです。
- コンパクト
- 丈夫で長持ち
- 音が静か
- 寒くても火がつく
荷物を減らしたい方やゆっくりキャンプを楽しみたい方にはオススメです。
有名なメーカーはTrangia (トランギア)、Esbit (エスビット)、Evernew (エバニュー)などですが、その中でも一番多く利用されているのはTrangia (トランギア)製のアルコールバーナーだと思います。(個人調べ)
良かった事
Trangia(トランギア)の「アルコールバーナー」を使って良かった事を紹介します。
01.軽くコンパクト
Trangia(トランギア)のアルコールバーナーは重量が110gと軽く手のひらサイズで収まるので調理器具の中では非常にコンパクトです。
同じトランギア製のメスティンにも入るので持ち運びが簡単に出来るのは最大のメリットかもしれません。
登山やソロキャンプなど荷物を少なくしたい方にはオススメのバーナーです。
一番比較されるのはガスバーナーですが、ガスバーナーは「ガス缶とバーナー」の両方を収納するので荷物がかさばります。
「アルコールバーナー」は燃料(アルコール燃料)を小さい入れ物に入れ替えればコンパクトに収まるので荷物を減らす事が出来ます。
02.壊れにくい
構造がシンプルでなので長持ちするキャンプギアです。
アルコールを「燃やす容器」なのでガスバーナーの様な複雑な器具などが一切ありません。
Trangia(トランギア)の「アルコールバーナー」は3つの器具がセットになっています。
- タンク(燃料を入れる本体)
- タンク用の蓋
- 火力調整の蓋
調理器具は丁寧に扱うものが多いですが「アルコールバーナー」は少しぶつけても壊れることはないので管理は楽だと思います。
今まで20回程利用しましたが問題なく使えています。(少し汚れました)
周りに10年近く使っている方もいたので一度購入すれば長く使えるキャンプギアだと思います。
03.メンテナンスの手間がない
アルコールバーナーは「残った燃料を空にし、乾燥させた後に収納する」だけなので管理が簡単です。
食器などと同じ管理方法なのでメンテナンスの必要がありません。
焦げなどが付いたら磨いた方がいいかもしれませんが私は使った感じが出るので焦げは残したままにしています。
ピカピカの容器が使い混むほど濃くなるので愛着が出てくるのも魅力の1つです。
壊れにくい容器な上に管理が楽なので気軽に持てるギアだと思います。
04.音が静か
実際に使ってみて驚きましたが燃えている音がほとんどしないのでとても静かです。
ガスバナーは火をつけると「ゴーッ」とした音が出ていますが、アルコールバーナーは「シュー」という音が少しだけ聞こえるだけではほぼ無音です。
無音なので火が付いているのか不安で何度か確認するほどです。
音が小さいため、夜や早朝の静かに過ごす時間帯でも周りに迷惑をかけずに利用できるのは「アルコールバーナー」のメリットの1つです。
05.寒くても火がつく
使ってはじめて気付きましたが「アルコールバーナー」は寒い場所でも火がつくので冬のキャンプでも安心して利用することが出来ます。
市販で売られているガス缶だと寒い場所では火がつかない事があるので寒い場所ではアルコールバーナーの方が火がつきやすいです。
【補足】ガス缶も値段を上げれば寒い場所でも火がつく商品は出ているので寒い場所で使えないわけではないです。
06.アルコール燃料はどこでも買える
アルコールバーナーの燃料はドラッグストアなどで販売されている「燃料用アルコール」です。
ほとんどの薬局で売られているので万が一燃料を忘れても当日買い足すことが出来ます。
燃料用アルコールを忘れた時に消毒用のアルコールで試してみましたが問題なくご飯を炊く事ができました。
ただし燃料用と比較すると火力が弱いので時間はかかります。(成分が違うみたいです)
07.ほったらかし炊飯が出来る
アルコール燃料は量によって燃える時間が決まっているのでメスティンにお米をセットして火をつけておくだけでご飯が炊ける「ほったらかし炊飯」が出来ます。
トランギア製アルコールバーナーの場合「1合のお米」を炊くのに約35mlのアルコールを入れておけば火が消えた頃には炊き上がっています。
風の有無など使う環境によりますが燃料30ml〜35mlが1合炊きではBestです。
以上がアルコールバーナーを利用して良かったことです。
注意点
次は注意点を紹介します。
トランギアのアルコールバーナーだけではなく全てのメーカーに言える注意点になります。
01.昼間は火が見えにくい
アルコールバーナー全てに言えますが、昼間は炎が見えないので火が付いているのか分かりにくいです。(上に写真は火が付いている状態です)
火をつけてすぐに「ヴォッ」と音がすると付いた証拠ですが火をつけて1分位は炎があがってこないので手を近づけて温かくなっているか確認しましょう。
火が付いていると手を近づけた時にほんのりと暖かさを感じるはずです。
暖かさを感じたら1分待ってみましょう。
炎が出てくるはずですよ。
02.燃料の追加はNG
トランギア以外のアルコールバーナーも同じですが火がついている状態で燃料を追加することは絶対にしてはいけません。
アルコール容器に引火する可能性が高いので燃料を追加する場合は「火力調整の蓋」で火を消してから追加しましょう。
03.火力の調整が難しい
アルコールバーナーの欠点ですが火力の調整をすることが難しいので火力を変える調理には向かないです。
火力調整は「火力調整の蓋」をどれくらい開けるかによって中火・弱火を調整します。
ただしアルコールバーナー自体火力は強くないので使う機会は少ないと思います。
私の場合は360度囲まれた風防を使っているので蓋で火力の調整が出来ないです。
火力を調整したい方は風防のサイズも考えて購入しましょう。
04.五徳や風防が必要
Trangiaトランギア製のアルコールバーナーは五徳機能がないので調理をする場合は別途五徳を購入する必要があります。
他社のアルコールバーナーも同様に五徳は別で買うのでアルコールバーナー単体だけ揃えても調理が出来ないので注意しましょう。
五徳も様々なメーカーから出ていますが私が利用しているのはZenCampsの「アルコールストーブホルダー」です。
05.火力は弱い
ガスバーナーと比較すると火力が弱いです。
アルコールバーナーを使う上で最大の欠点になります。
コンビニで買った冷凍のうどんを食べるのに20分以上かかりました。
ガスなら5分あれば出来るので比較すると残念な結果です。
時間をかけたくない人にはアルコールバーナーは向かないと思います。
以上がアルコールバーナーを利用する上での注意点です。
トランギアの注意点はほとんどないのでアルコールバーナー製品の注意点になってしまいました。
商品概要
使用燃料 | エチルアルコール
メチルアルコール |
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重量 | 110g |
収納サイズ | φ7.5×H4.5cm |