【ユニフレーム UNIFLAME 】ファイアグリルをレビュー

ユニフレーム(UNIFLAME)の「ファイアグリル」を購入して3年間使い込んだので使った感想をレビューします。
キャンプグッズの王道「ファイアグリル」は焚き火、バーベキュー、ダッチオーブン台など1台で様々な使い方ができる優れものです。
使い込んだからこそ分かる良かった点や注意点があるので細かく紹介したいと思います。
ユニフレームのファイアグリルレビュー
ユニフレーム(UNIFLAME)のファイアグリルは今から23年前の1998年に発売され今なお圧倒的な人気を誇る焚き火台です。
ファイアグリルの1番の魅力は万能性です。
1台で焚き火や調理周りをカバーできるコストパフォーマンスに優れた商品です。
最近の焚き火台は「有名ブランド」の他に「ガレージブランド」などから様々な種類が出ていますが用途が万能でコストパフォーマンスがいい焚き火台はファイアグリル以外ないと思います。
今でも焚き火台のNo.1商品ではないでしょうか。
現在は2種類のサイズが発売されており通常のファイアグリルの他にソロ用の「ファイアグリルsolo」があり使う人数に合わせて選ぶ事ができます。
画像:ユニフレーム
「ファイアグリル」は2名〜4名用、「ファイアグリルsolo」は1名用です。
少し前まであった大きいサイズの「ファイアグリルラージ」は現在発売されていないそうです。(廃盤)
良かった事
ユニフレーム(UNIFLAME)のファイアグリルを利用して良かった事を紹介します。
01.壊れない
3年で30回以上使っていますがファイアグリルは丈夫で本当に壊れないです。
キャンプへ行く度に焚き火でをしていますが壊れる気配が一切ありません。
焚き火台の側面は薄く力を入れれば変形するような作りなので物持ちが悪いかなと思いましたが、3年使っても焚き火台自体の変形はなく購入時と変わらない形をキープしているので凄くしっかりとつくられている事が分かりました。
一番火のダメージを受けやすい「ロストル(丸い穴があいている板)」は形が変形します。
ロストルは変形しても影響はないので気にせず利用しましょう。
「ロストル」は灰を落としたり空気を通す役割もあるので形が変形したら盛り上がっている方を上に向けるといいですよ。
ファイアグリルが丈夫な理由は錆や強度に強い「ステンレス製」であることです。
重量が約2.7kgにも関わらず約20kgの重さにも耐えられるのは丈夫な作りの証拠ではなでしょうか。
また熱による変形を防ぐ為に四方に隙間が空いているのもファイアグリルの特徴です。
10年以上使っている方もかなり多いので一度購入すれば長く使える焚き火台です。
02.コンパクトに収納できる
ファイアグリルの購入の決め手となったポイントがコンパクトに収納できる点です。
全て本体(炉)の中に収まり厚さが7cmで納まります。
スタンド(脚の部分)が小さくまとまり本体に収納出来るのでコンパクトにまとまります。
ファイアグリルは全てのパーツが「炉・スタンド・ロストル・網」の4つしかないシンプル構造なので収納する時も道具を忘れる事がないので助かります。
収納袋は公式サイトだと別売り(1,900円)ですが楽天のナチュラムで購入すると収納袋が100円で購入出来るのでオススメです。(ブランドはHilanderと書かれていますがぴったり入るサイズです)
ユニフレーム(UNIFLAME) ファイアグリル 本体 683040
収納袋があると網やトングもまとめて収納出来るので車の積み込みが楽になり助かります。
網やトングを乾燥させずにファイアグリルと一緒に収納すると錆が移る(もらいサビ)可能性があるので網とトングはしっかり乾かした後にビニール袋などに入れておくといいですよ。
比較されるSnowpeakは折り畳みが出来るのですがファイアグリルは折り畳むことは出来ないのでSnowpeakの焚き火台よりはかさばります。
03.1台で3役こなす
画像:ユニフレーム
ファイアグリルは「焚き火台」だけではなく「バーベキューグリル」として、また重量の重い「ダッチオーブン」も置けるので1台あれば様々な調理をする事が可能です。
オプションで「鉄板」も販売されているので料理のレパートリーを広げる事も可能です。
画像:ユニフレーム
こちらもオプションですが「ファイアグリル ヘビーロストル」を置く事で重たいピザ窯や鍋を置いたりする事もできます。
画像:ユニフレーム
焚き火台とバーベキュー台を1台で対応できるのはファイアグリル最大の魅力だと思います。
04.コストパフォーマンスが素晴らしい
ファイアグリルは様々な役割をこなす上に、丈夫壊れにくく、更にコストも抑えられているのでコストパフォーマンスがいい焚き火台です。
3年前より値段があがったので以前と比べればコストパフォーマンスは下がりましたがこれだけ万能でさらに丈夫な焚き火台なのに7,500円と安いのはファイアグリル以外にはないと思います。
よく比較されるのは「スノーピーク(Snow Peak)の焚き火台M」ですが13,860円するのでスノーピーク(Snow Peak)よりかは安く買えます。
ブランドにこだわりがなければユニフレームのファイアグリルがオススメです。
何度か質問された事があるのですが、ファイアグリルと似たような商品がAmazonや楽天で販売されているみたいです。
使った事がないので比較はできませんが使用回数が少ない方(年1回など)であれば値段の安い商品でもいいと思います。
ただし長く使いたい方はユニフレームを選んでおけば間違いないと思います。
05.灰が散らからない
焚き火台の中に「ロストル」がありロストルの穴から灰が下に落ちるので炭や薪を燃やすときに灰が邪魔をしない設計になっています。
ロストルは燃焼効率を上げるために置かれるものですが使ってみると灰が下に落ちることにメリットを感じました。
地面に灰が落ちないのでサイト内をキレイに使う事ができるのは使ったからこそ気づいたポイントです。
「ロストル」は耐久性の高い網のことで主な役割は燃焼効率を上げることです。
焚き火台と炭・薪との間で空気を通す役割があるのでロストルが1枚あるだけで燃焼効率が上がります。
購入当時は焚き火台の下に敷く網なんて効果があるのかな?と疑問に感じますが結構重要な仕事をしてくれる優れものです。
06.すぐ乾く
洗った後に5分位乾燥させれば乾くので撤収作業がはやく済みます。
ステンレス製はサビにも強い素材なので水洗いをしてタオルで拭き取ればしまう事ができます。
洗った後は念の為に乾かしてから収納していますがテントやタープのように乾燥時間がかかるものではないので助かります。
洗った後は楽ですが、洗う作業は手が汚れるので正直大変です。
焚き火台全てでそうだと思いますがコゲや汚れは中々落ちません。
タワシやスポンジ、汚れてもいいタオルなどを持参してメンテナンスしましょう。
07.網までの高さがちょうどいい
バーベキューグリルとしての高さが最適なので炭を起こした時にちょうどいい高さで火が当たります。
底(ロストル)から網まで7cm〜10cm位と近く炭の量が少なくても火が当たるので効率よく炭を使う事ができます。
炭と網の距離が大きいグリルは火おこしが大変なのでファイアグリルは効率がいいバーベキューグリルです。
以上がファイアグリルを使って良かった点です。
注意点
ユニフレーム(UNIFLAME)のファイアグリルを利用する上での注意点を紹介します。
01.組み立てにはコツが必要
スタンドを組み立てる時に少しだけコツが入ります。
広げる向きが逆になり何度もやり直した経験があるので動画をみておく事をお勧めします。
1回目だけ戸惑うと思いますが慣れれば問題ないので動画などをみてスタンドの組み立て方を確認しましょう。
02.洗うとき注意
炭を捨てた後にタワシやスポンジで洗いますが「四方の隙間」や「持ち手の金具」に引っ掛かるので注意しましょう。
特に持ち手の金具は洗う時が邪魔です。金具部分で何度か手を切ったのでタワシでゴシゴシ洗う時は注意して洗うようにしましょう。
ファイアグリルの汚れは全ては取れないです。
特にコゲの部分は市販のタワシで擦っても落ちない事があるので固いアミ用ブラシなどで汚れを取る事をお勧めします。
03.低いのでハイチェアには不向き
スタンドに置いた状態で高さが33cmなのでローチェアに座りながらバーベキューするには最適ですがハイチェアに座った状態だとかなり低いです。
特にバーベキューの時は調理で移動する機会が多いのでハイチェアとファイアグリルの組み合わせはミスマッチだと思います。
04.1回目の汚れは落ち込む
ファイアグリルを購入した人全員が通る道ですが商品が届いて開封した時はピカピカに光っている焚き火台が届きます。
しかし1回使うと想像以上に汚れるので結構落ち込みます。特にロストルの汚れは取れないですね。
最初は汚れるのが嫌でしたが2回目、3回目と使っていくうちに使用感が出てきて汚れがかっこよくなってくるので今ではどこまでボロボロに使えるか楽しみです。
05.炭の追加は網を取る
ホームページに「炉の四隅にスペースができ、炭の調節がしやすい絶妙な構造。 」と書かれていましたが特に調整が楽だとは感じませんでした。
炭を近くに追加したり奥へ押し出す事は出来るのですが高さがないので炭をバランスよく配置するには網を取らないと出来ないです。
ホームページには調整とだけ書かれているのでウソではない(簡単な調整は出来る)ですが通常のグリルと違いはないと思います。
解釈の問題かもしれませんが気になったので注意点に書きました。
以上が実際に使って感じたファイアグリルの注意点です。
商品概要
現在発売されているファイアグリルの2種類を概要を紹介します。
通常のファイアグリルは2名〜4名用です。
- サイズ:約43×43×33(網高)cm
- 収納サイズ:約38×38×7cm
- 耐荷重:約20kg
- 重量:約2.7kg
- 素材:炉・ロストル:ステンレス鋼、スタンド・焼網:鉄・クロームメッキ
機能はそのままにサイズだけ小さくなっています。
- サイズ:約29.5×29.5×18(網高)cm
- 収納サイズ:約21×21×5(高さ)cm
- 耐荷重:約5kg
- 重量:約900g
- 素材:炉・ロストル:ステンレス鋼、スタンド・焼網:鉄・クロームメッキ
編集長からの一言
ユニフレーム(UNIFLAME)のファイアグリルを使って3年が経ちましたが購入前に思い描いていた通りの安定した素晴らしさがあります。
使い勝手がいい事は当然ですが欠点が少ないのもファイアグリルの特徴です。注意点はありますが大きな欠点はないと思います。
2年前に行った長瀞のキャンプ場では10組以上がファイアグリルを使っていて普及率にビックリしました。
今では様々なメーカーから新しい焚き火台が出ているので昔よりかはシェアは下がっている気がしますが今でもキャンプ場で周りをみると必ず使っている人がいるほど人気の商品なので焚き火台やバーベキューグリルで迷ったらファイアグリルを選んでおけば失敗は少ないと思います。
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