【JOYVACK】360度まわる椅子「サブロクチェア」をレビュー
日本のアウトドアブランドJOYVACK(ジョイバック)が発売している360度まわる椅子「SABUROKU CHAIR(サブロクチェア)」使ってみたので感想をレビューしたいと思います。
多くのアウトドアメーカーが回転チェア(スウィベルチェア)を商品化している中で新しく発売された「SABUROKU CHAIR(サブロクチェア)」の座り心地や耐久性はどうなのか細かく調べたので紹介していきます。
回転式チェアは壊れやすいイメージでしたがサブロクチェアは想像以上に丈夫に出来ており驚きました。
サブロクチェアに限らず回転式チェアは合う合わないがはっきりするので購入前の参考にしてください。
サブロクチェアレビュー
360度クルッと回転できる「SABUROKU CHAIR(サブロクチェア)」はクラウドファンディングで話題になったアウトドアチェアで、回転チェア(スウィベルチェア)の魅力が最大限活かされた新しい商品です。
サブロクチェアの特徴はこの4つです。
- 360度回転する
- コンパクト
- 座面が大きい
- 両脇にポケットがある
特に「座面の大きさ」と「両脇のポケット」が座り心地と快適性を増すのでとても使いやすいチェアでした。
回転式チェアで一番有名なのはHelinox(ヘリノックス)の「スウィベルチェア」ですが、サブロクチェアはHelinox(ヘリノックス)より少しサイズが大きいチェアになります。
それ以外の機能はほとんど同じだと思いますがサイズが大きいので座りやすかったです。
サブロクチェアの紹介動画があるので時間がある時にどうぞ!
良かった事
「SABUROKU CHAIR(サブロクチェア)」を使って良かった事を紹介します。
01.360度回転
「サブロクチェア」の1番の魅力は360度回転することです。
クルクル回ることが出来るのでキャンプ場の狭いスペースでも小回りがきき移動がスムーズになります。
「近くにある飲み物を取るため椅子から立ち上がったり」「食材を取りに行くために移動する」などの細かい移動が減るので回る椅子は非常に便利でした。
使う前は回転する動きがぎこちないのかと思っていましたが、実際に回転してみると滑らかにくるくる回るので違和感なく利用できました。
椅子から立ち上がり何歩か移動する手間がなくなるだけでも作業効率が違います。
立ち上がって移動する事が多い方は「サブロクチェア」を使うと効率UPが出来るかもしれません。
個人的にキッチン周りが「サブロクチェア」を一番活かせる場所だと思います。
02.コンパクト
組み立て式の椅子なので畳むとキャンプ道具とは思えないほどコンパクトになります。
収納サイズで40cm×12.5cmと小さく、片手で持ち運びが出来るサイズなので荷物のスペースを減らすことが出来るのもサブロクチェアの特徴です。
コンパクトなチェアなのでバイクや徒歩でキャンプをする方には喜ばれるサイズです。
「サブロクチェア」には専用の収納袋が付いていて、中に「脚」と「シート生地」が入っています。
入っている道具は2つだけなのでシンプルで分かりやすいです。
収納する時も折り畳むだけで簡単に収納袋へ入れる事が出来るので誰でも簡単に利用できる構成になっています。
今までの固定式のチェアだと家族4人分のチェアを車に積むだけでかなりのスペースを取られていたので「サブロクチェア」にするだけで積載量削減につながりました。
車のトランクに置いた時のイメージを撮りました。
荷物が2つしかないので分かりにくいですがとてもコンパクトに収まります。
03.1年間は無償対応
画像:joyvack
回転式チェア(スウィベルチェア)の1番不安な点は耐久性ですが、「サブロクチェア」は購入から365日間以内に故障があった場合は無償で交換出来る「365日あんしん保証」があります。
実際に私も使う前の1番の不安は「座り心地」と「耐久性」だったので保証は嬉しいですね。
回転チェアは脚への負担が大きいので耐久性が劣るのではないか?と不安に思う方も多いと思うので365日の保証は助かる制度です。
アンケートで「アウトドアチェアは耐久性が不安」という声が多かったので1年間保証を付けたそうです。
保証があるだけで安心感が違いますね。
04.座面が大きく高さもある
座ってみて感じた事ですが「サブロクチェア」は座面が大きく座りやすかったです。
特に後ろに寄りかかった時は大きな座面が背中にフィットするのでリラック出来ました。
横幅が60cmあるので大人でも子供でもちょうどいいサイズ感だと思います。
また、座面までの高さが39cmなのでローチェアより高く椅子から立ち上がる時スムーズに立ち上がれるのも良かったポイントの1つです。
ローチェアだと座る位置が低く立ち上がる時に反動を付けないと立つ事が出来ませんがサブロクチェアは座面までの高さがあるのでスムーズに立つ事ができました。
04.収納ポケットが2つある
「サブロクチェア」を利用して一番便利だと思えた事が両袖にある収納ポケットです。
缶やペットボトル、携帯電話や財布などを収納ポケットに入れておく事が出来るので非常に助かる機能でした。
飲み物や携帯を机に置くと毎回体を前屈みにしないと取れないですが両脇の収納ポケットがあるおかげで椅子からの移動が少なくて済みます。
「サブロクチェア」は移動が少なくなるチェアですね。
収納ポケットが付いている回転式チェア(スウィベルチェア)は他にもありますが両脇に大きいポケットが付いているのはサブロクチェアだけではないでしょうか。
05.軽い
「サブロクチェア」の重量は1.2kgと軽く子供でも簡単に持ち運びができるチェアです。
コンパクトな上に軽いのは使う側としては助かりますね。
軽いアウトドアチェアですが耐重量も120kgまで対応しているので耐久性も十分です。
私と子供の2人(2人で100kg位)で座ってみましたが問題なく使えました。
120kgまで試すのは怖かったので挑戦しませんでしたが100kgは間違いなく使えます!
06.子供に人気
サブロクチェアに限らないのですが回転する椅子は子供達に大人気です。
キャンプチェアは固定式が多いので回転できる椅子は特別感があるのだと思いますが子供達が占領して使っていました。
くるくるまわして目が回るのを楽しんだりもしていたので遊び道具の感覚かもしれませんね。
子供に使わせるには贅沢な気がしますが数あるキャンプギアの中で子供が一番気に入っていたのは「サブロクチェア」でしたので回転できる椅子は子供にも魅力だと思います。
07.収納袋はメッシュ素材
収納袋の裏はメッシュになっており空気を通す事が出来ます。
メッシュ部分の写真撮り忘れました。すみません。
雨の日で濡れたまま収納すると錆びたりカビたりする可能性があるのでメッシュで空気を通せるのはものすごく助かります。
些細な事ですがこのような気遣いが出来ているのは素晴らしいですね。
メッシュ素材だけに頼ると危険なので家で収納する時は必ず乾燥させてから入れましょうね。
また、収納ケースは無くさないように脚につける事が可能です。
小物入れにも使えるので便利ですよ。
以上が使って感じた良かった点です。
注意点
次は「サブロクチェア」を買う前に知っておきたい注意点を紹介します。
01.柔らかい地面には弱い
脚に大きめのキャップが付いているので固い地面だと安定感はありますが柔らかい地面だと沈んでしまいます。
「サブロクチェア」だけでなく回転チェア(スウィベルチェア)全てに言えるデメリットだと思います。
地面に4点で立つチェアは全て沈むので注意しましょう。
Helinox(ヘリノックス)だと正規の付属品がありますが「サブロクチェア」は新しい商品なので付属品などはありません。
ネットで販売しているチェアボールフィートなどを購入して対策を考える必要があるかもしれません。
02.組み立てには力が必要
はじめて組み立てる時に脚のポールがカバーに入らないので物凄く力を使います。
最後の1箇所に脚のポールを差し込む事が出来ずに10分くらい苦戦しました。
組み立ては男性でもパワーが必要なので女性が1人で組み立てることは難しいと思います。
「サブロクチェア」だけでなく他社の組み立式チェアも慣れるまで力が必要なので何度も組み立てているうちにカバーが馴染んでくるはずです。
力を入れすぎると脚のポールが折れそうな気がしたので慎重に作業しましたが無理でした。
強引にポールを入れる位の気持ちで組み立てすると上手くいきますよ。
10回位組み立てて力加減のコツを掴みました。
ポールを差し込みにくいのはデメリットですが組立て後は座面はしっかり張れている事を実感出来るはずです。
設営は最後のポールを差し込む以外はとても簡単です。
脚を組み立ててカバーを付けるだけなので誰でも出来るはずですよ。
03.体型によってはモモが痛い
シートが吊り下げ式になっているのでお尻部分が少しだけ沈みます。
膝が少し高くなるので体重が重い方はモモがシートに当たり少し痛いみたいです。
クッションなどを下に置くと解決するのでオススメです。
サブロクチェアだけでなく吊り下げ式チェア全てに言える事だと思います。
4人に座ってもらいましたが80kgの男性だけ少し痛いと言っていました。(だだし少しだけです)
体型により違うと思いますので一応注意点に書きました。
04.風に弱い
軽いチェアなので強風が吹くと倒れてしまいます。
重量は1.2kgと軽いのはメリットになりますが倒れやすいチェアでもあります。
火の周りに置いておくと危険なので注意しましょう。
脚を巻きつけるテープをペグに巻き付けて地面に刺しておくと飛ばされないのでおすすめです。
05.ずっと動いている
360度動く事はメリットでもありますが、停止しない事はデメリットにもなります。
回転式の椅子なので動かないようにピタッと固定される事はありません。
体が動くと椅子も動きます。
ロッキングチェアの感覚と一緒だと思います。
オフィスチェアのように動きを止める事が出来る機能があればいいんですけどね。
これもサブロクチェアだけでなく他社の回転式チェアも同じなので好みは別れると思います。
ソロキャンプで使う方や、ファミリキャンプのキッチン周りなどは360度回転する椅子は合っていると思いますが、動きの少ない焚き火やまったりとお酒を飲む時などは固定チェアの方が合っていると思います。
以上が注意点です。
サブロクチェアの仕様
サイズ | 幅60cm×奥行50cm×高さ75cm
座面までの高さ39cm 収納時:40cm×12.5cm |
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重量 | 1.2kg |
耐重量 | 120kg |
カラー | ブラウン、ブラック、レッドの3色 |
素材 | 生地:ポリエステルオックスフォード
骨組み:アルミニウム |
編集長から一言
「サブロクチェア」は使えば使うほどはまっていくチェアでした。
商品到着後に家で試し張りをした時はずっと動いているので安定しないなと思っていましたが、使い続けるとゆらゆら回るのがクセになり今では固定チェアには戻れないかもしれません。
ただし風が強い日や地面が柔らかいキャンプ場には適さないので回転式チェアと固定式チェアの両方を使い分ける事が一番理想的だと思います。
料金は少し高いですがSALEをやっている時は5,000円安く買えるので狙いを定めて購入しましょう!