TRANGIAメスティンの「バリ取り」と「シーズニング」手順を紹介
TRANGIA(トランギア)のメスティンを新しく購入したときに「バリ取り」と「シーズニング」の作業が必要になるので実際に作業をしてみました。
シーズニング済みのメスティンを販売しているメーカーもありますがTRANGIA(トランギア)のメスティンは無加工の状態で届くので自分で使えるまで準備する必要があります。
そこで今回はメスティンをはじめて使う方でも分かりやすいように「バリ取り」と「シーズニング」の作業手順をまとめたので参考にしてみてください。
シーズニングは絶対に必要な作業ではないですが推奨されている作業です。
使うまで手間はかかりますが焦付きなどを防止する効果があるので私は作業することをおすすめします。
バリ取り手順
TRANGIA(トランギア)のメスティンを購入したら一番はじめにやる作業がバリ取りです。
バリを取ることで怪我することなく安全にメスティンを利用する事が出来ます。
「ギザギザしたトゲは納品前に取ってくれよー」と思っていましたが無加工な分、値段も安く設定されているので仕方ないですね。
自分でバリ取りをしていくと道具への愛着が湧くので作業していて楽しかったです。
必要な道具
メスティンのバリ取りをする時に必要な道具はこの2つです。
- ヤスリ
- 手袋
手を切ってしまう可能性があるので手袋をして作業しましょう。
私は素手で作業したら少し手を切ったので手袋を推奨します。
バリ取りの作業手順
手順はヤスリで削って洗うだけと簡単です。
01.ヤスリで削る
バリ取りは2種類のヤスリを利用すると滑らかになります。
- 目が粗いヤスリ #400
- 目が細かいヤスリ #1000
はじめに目の粗いヤスリで整えてから目の細かいヤスリで仕上げをする事が理想的です。
ヤスリをかけた後に手で触ってみて滑らかになっていれば完成です。
目の細かいヤスリ(#1000)だけでもキレイに仕上げることは出来ます。
届いたメスティンをみてギザギザ部分が少なければ目の細かいヤスリ(#1000)だけでもいいと思います。
強くヤスリをかけるとメスティンを傷つけてしまう事があるので優しく丁寧に作業しましょう。
傷が付くと汚れが付いて目立ってしまいます。
02.キレイに洗う
ヤスリをかけ終わったら「削りカス」をキレイに掃除します。
次の作業(シーズニング)をする時にきれいな状態からスタートしたいので洗剤などを使い細かく掃除しましょう。
スポンジで洗う場合は傷がつきにくいスポンジを利用しましょう。
金属製のタワシなどで洗うと傷つくのでNGです。
バリ取りは絶対に必要な作業ではないですが安全に使う為にやっておいた方がいい作業です。
10分もあれば終わるので購入してすぐバリ取りをすることをお勧めします。
シーズニング
バリ取りが終わったら次はシーズニングを行います。
シーズニング済みのメスティンも多いですがTRANGIA(トランギア)のメスティンは無加工なので自分でシーズニングを行う必要があります。
01.必要な道具
シーズニングに必要な道具はコチラ
- 米のとぎ汁
- 大きめの鍋
- コンロ
米の研ぎ汁にメスティンを入れて煮るだけでシーズニングが出来るので作業自体は簡単です。
シーズニングの手順
シーズニングの手順は簡単ですが少し時間がかかるので時間に余裕がある時に行いましょう。
01.メスティンのハンドルを外す
ハンドルはシーズニングとは関係ないので一度外します。
ハンドルもシーズニングしていいのですがゴムの部分は煮ると劣化する可能性があるので外すことをおすすめします。
シーズニングをするのは「本体」と「蓋」です。
蓋はアルミ臭を取る為に本体と一緒にシーズニングはしておきましょう。
02.洗剤で洗う
新品の商品ですが汚れが付いていることもあるので研ぎ汁で煮る前にキレイに掃除しましょう。
シーズニング後は洗剤で洗えないので研ぎ汁で膜を作る前に洗剤を使ってキレイに掃除してください。
膜を張るのに汚れが付いていたら勿体無いですからね。
バリ取りの時に洗っているのであればこの作業は飛ばしてください。
03.米の研ぎ汁に入れる
大きめの鍋に米の研ぎ汁を入れて沸騰させます。
メスティンは火をつけた段階で入れておくと温度の変化により変形を防ぐ事が出来ます。
鍋の大きさによって量が違いますが米の研ぎ汁はメスティンが浸かる量を入れてください。
はじめは中火で沸騰さたら弱火に変えます。時間の目安は沸騰してから20分です。
04.冷ましてから水洗い
20分経ったらお湯から取り出しメスティンを冷まします。
温度変化が激しいと形が変形しやすいので一度冷ます事が重要です。
冷ました後は水で軽く流したらシーズニングが完了です。
シーズニング後は水洗いだけにしてください。
洗剤やタワシなどを使うと膜が落ちてシーズニングした意味がなくなりますので注意しましょう。
シーズニングを行った後にお米を炊いてみましたが焦げる事なく使う事が出来ました。
以上がトランギアのメスティンを購入した後に行う「バリ取り」と「シーズニング」の手順です。
シーズニングは定期的に
シーズニングは使う前に1回だけ行うのではなく定期的に作業する必要があります。
お米を炊く時に焦げが増えてきたと思ったら膜がなくなっている可能性が高いので再度シーズニングを行いましょう。
シーズニングをしたからと言って劇的に料理の味が美味しくなる訳ではありませんが、シーズニングした方が焦げを少なく出来たり、アルミ臭がなくなるなどメリットが多くあります。
ぜっかく買った道具を少しでも長く使えるように定期的なメンテナンスをして自分好みの道具に育てていきましょう。