【DOD】チーズタープ(CHEESE TARP)をレビュー
DODの「チーズタープ」を2年前に購入して15回ほど利用したので使い勝手やメリットデメリットを詳しく紹介したいと思います。
「チーズタープ」は5.2m×5.2mとサイズが大きいタープなので大人数でも広々と利用でき、形も変幻自在に変えられる使い勝手がいいタープです。
画像:DOD
大きめのタープがあると設営の幅が広がるので購入して良かったと思いますが購入する前に覚えておいた方がいい注意点もありました。
今回は大型タープDODの「チーズタープ」は何が素晴らしいのか、注意点は何かを細かく紹介していきますのでタープの購入を考えている方は参考にしてみて下さい。
購入したのはリニューアル前のチーズタープのベージュです。
現在のチーズタープとは色や細かい仕様が異なります。
変更になった箇所はコチラ。
- サイズが5m→5.2m
- 真ん中にポールソケットが付いた
- カラーが変更
- 重量が6.1kg→6.9kg
アウトレットで安く買える事があるので購入前にDOD製品のアウトレットサイトを確認しましょう。
DODのチーズタープレビュー
DOD(ディーオーディー)から発売されている「チーズタープ」は2020年8月にリニューアルされ現在は「チーズタープM」と「チーズタープS」の2種類のサイズで販売されている人気のタープです。
今回紹介するのは「チーズタープ M」の前の型になりますが仕様はほとんど「チーズタープ M」と一緒なので参考にしてみてください。
実際に2年間使って分かったチーズタープの特徴はこの3つです。
- サイズが大きい
- 燃えにくい素材
- 張り方の種類が多い
大きいサイズで生地が丈夫な事がチーズタープ最大の特徴になります。
この3つの特徴を中心にチーズタープを購入してよかった点を細かく紹介していきます。
良かった事
チーズタープを2年間使って良かった事を紹介します。
01.張り方が多彩
画像:DOD
チーズタープの一番の魅力は様々な張り方ができることです。
レイアウトに合わせて張り方を変えられるのでチーズタープ1枚持っているだけで設営スタイルのバリエーションが広がります。
Instagramでは色々なチーズタープの張り方がみれて参考になりますよ。
別途購入するポールの数によって設営スタイルは限られますが設営パターンは10通り以上はあります。
ポールの高さを変えたり、16ヶ所ある穴にポールやロープを付けて自由自在に形を変える事が出来ます。
画像:DOD
私自身が実際にチャレンジしたレイアウトは6パターンです。
目的に合わせた張り方(日陰が多い、風通しがいいなど)が出来るので張り方を考える事が楽しいタープです。
実際に設営したタープレイアウトを紹介します。
ポール2本のシンプルな形
ポール2本だと比較的簡単に設営が出来ます。
高さはないので広々とは使えませんが日陰が作れる事、また風も防いでくれるので風が強い日にはオススメの張り方です。
強風対策の形
強風の時はポールを低くして風よけとして利用出来ました。
強風なのでペグで固定するまでは大変ですが張ってしまえば風を防いでくれて快適に過ごせます。
ポール4本で広々使う形
ポール4本だと設営は大変ですが高さが出るので使えるスペースが広くなります。
風通しがよく日陰も作れるので夏場はこのレイアウトで過ごす事が多いです。
後ろ側を隠す形
後ろに区画があり前には景色が広がっているサイトを利用した時の張り方です。
前は景色が見えるようにタープを高くして後ろ側はタープを下げて目隠しをしました。
写真だと真ん中がしっかり張れなかったのでたるんでいますがプライベート空間を確保出来る張り方です。
以上が実際にチャレンジした張り方です。
その他にもチーズタープMは生地の中心にポールを当てるためのソケットとループがあるので真ん中に高さを出す張り方もできます。
画像:DOD
また、タープ単体だけでなくテントと合わせる事で設営のバリエーションも広がるのでオススメです。
一番有名なのがカマボコテントと合わせる「チーカマスタイル」です。
画像:DOD
実際に「チーカマスタイル」で設営するとテントとタープの色味や素材が揃うのでキャンプルタイルに統一感を出す事ができます。
基本的な立て方は同じなので設営のコツを掴めば様々なレイアウトを1人でも設営出来るようになります。
区画の形やテントとのバランスを考えて様々なレイアウトにチャレンジしているので設営できた時の達成感はたまりませんよ。
02.生地が丈夫
チーズタープの素材はポリコットンです。
ポリコットンはポリエステルとコットンの混紡生地の事で火の粉にも強い素材です。
DOD JOURNALで素材の違いが分かりやすくまとめてありました。
画像:DOD JOURNAL
ポリコットンはポリエステルとコットンのいいとこ取りの素材です。
チーズタープはポリコットン素材を使う事で2つのメリットがあります。
- 夏場でも日陰を作れる
- 火の粉に強く燃えにくい
チーズタープのポリコットンは生地が厚いので真夏の炎天下でもしっかと日陰をつくってくれる優れものです。
またタープの下で焚き火をしていても火の粉で穴が空きにくいのでチーズタープの下で焚き火や調理をする事が可能です。
天気が悪い日でも火の粉の心配をせずにタープの下で焚き火が出来るチーズタープは優れものです。
火の粉に強いですが絶対に穴が空かない訳ではありません。
穴が空く可能性は当然あるのでタープの下で焚き火をする場合は隅の方で火を炊く事をオススメします。
03.夏場でも快適
先ほども少し書きましたがチーズタープの生地は厚いので真夏でも太陽の日差しを遮り日陰を作り出してくれます。
真夏なので設営するまでは大変ですがチーズタープの下で過ごすだけで気温が全然違います。
購入してから気づきましたがチーズタープは遮光性が優れたタープだと思います。
外なので暑いは暑いですが濃い日陰を作ってくれるのでタープ効果抜群です。
04.アウトレットで安く買える
チーズタープの定価は「チーズタープM」で22,000円ですが、DODのアウトレットサイトで購入すると17,600円で購入できます。
怪しいサイトではなくDOD(ビーズ株式会社)が公式に出店している「Yahoo!JAPANショッピングサイトなので安心して購入する事が出来ます。
安く購入できる理由は
- 展示品
- ロゴがずれている商品
- 撮影用の商品
- 箱が壊れている商品
ほとんど新品と変わらない状態の商品が販売されています。
在庫がないと販売されないのでタイミングが重要ですがアウトレットサイトに商品があれば安く購入する事が可能です。
実際に私もアウトレットで購入しました。
新品同様ですがロゴの印刷がずれているだけで安い金額で購入できました。
ロゴのずれと言ってもこれくらいの印刷のズレです。(本来はもう少し右下にロゴが印刷されるはずです)
ほとんどが新品なのでチーズタープに限らずDOD製品の購入を考えている方は一度DOD製品のアウトレットサイトを確認しておきましょう。
05.デイキャンプに最適
購入した目的がカマボコテントと連動する事でしたが購入して使っていくうちにデイキャンプで多く使うタープになりました。
デイキャンプでチーズタープを設営するメリットはこの4つです。
- タープだけ設営するので区画が狭くても問題ない
- 夏場でも日陰が多く作れる
- 大きいので広々使える
- 大きいので開放感がある
サイズが大きいので広々使える事が一番だと思います。
設営や片付けのの手間はありますが設営してしまえば快適に過ごせるのでデイキャンプでチーズタープを使う事はオススメです。
以上がチーズタープを使って良かったことです。
大きいタープは1枚あるだけでキャンプの幅が広がるのでいいですね。
注意点
チーズタープを購入する前に確認しておくべき注意点を紹介します。
01.ポールは別売り
チーズタープを購入するときにポールも付いているものだと思っていましたがポールが別売りだった為に慌てて購入しました。
Webサイトに書いてあるのできちんと読まないのが悪いのですがポールは別売りになるので別途購入しましょう。
ポールの数は最低2本必要です。4本あるとバリエーションが増えるのでオススメです。
これから道具を揃える方は3つの道具が必要になります。
- ペグ
- ペグハンマー
- ポール
の3つはタープの設営に必須なので揃えておきましょう。
チーズタープを購入するとロープだけは備え付けで10本付いてきます。
私は「ビッグタープポール」を4本揃えました。4本あれば十分チーズタープの張り方を楽しめると思います。
02.ポールは太くて丈夫なものを利用
ポールは別売りと書きましたがポールならなんでもいい訳ではありません。
ポールが細いとチーズタープを支えられないので丈夫で太いポールが必須です。
私はDODの「ビッグタープポール」を4本利用しています。
ポールの種類もたくさんあるのでDOD製品でなくても大丈夫ですが強風でも支えられるポール選びが重要ですので「ビッグタープポール」と同等のポールをオススメします。
材質:アルミ合金
サイズ:直径2.8×長さ254cm
03.重いので設営や片付けが大変
サイズが大きい分重量も6.9kg(付属品含む)と重く設営するときに大変です。
通常のタープと比べてサイズが大きいので移動距離も長く、重いので力も必要です。
設営に慣れると1人でも設営出来ますがはじめのうちは1人だと大変なので2人以上で設営する事をオススメします。
04.区画が狭いと入らない
大きさはチーズタープのメリットでもありますがデメリットにもなります。
キャンプ場の中には狭い区画しかない場所もあるのでチーズタープを張れない可能性もあります。
チーズタープは素晴らしいタープだとオススメ出来るのですが、張れる場所が限られるので使い勝手は限定されてしまうかもしれません。
チーズタープに限らず大型テントや大型タープを利用する方にはキャンプ場選びをする際は注意しましょう。
区画サイズが10m×10m以上あればチーズタープを設営出来ると思います。
1つの目安にしてください。
05.乾燥まで時間がかかる
雨に弱いタープではないですがポリコットン生地は水分を吸収すると綿素材が膨張するので乾燥するまで時間がかかります。
サイズが大きい事、またポリコットンの生地の特性上乾燥まで時間がかかるので撤収作業は早めにに行わなければいけません。
雨に強くないのではないか?との疑問も多いですが、雨の日のキャンプで何度かチーズタープを利用しましたが雨漏りする事なく利用できました。
台風のような大雨の時は厳しいかもしれませんが通常の雨であれば気にしなくて大丈夫です。
最低耐水圧は350mmです。
ポリコットン生地は、水分を吸収した際に綿素材が膨張することで、雨漏りを防ぐ構造となります。
そのため少々の雨では問題なく、表記スペック以上の耐水性を発揮することもあります。
※張り方が弱い場合や、長時間の雨で生地の保水力を超えた際には、雨漏りが発生します。よって、耐水面で大きな問題はありませんが、
ポリコットン生地はポリエステル生地と比べて乾燥に時間がかかります。しっかりと乾燥していない場合、カビが生じやすくなるため、撤収時の負担は大きくなります。
引用:DODのWebサイトより
大きいサイズ+ポリコットン生地なので乾燥まで少し時間がかかります。
ものすごく長い時間かかるとは感じた事はないのですが乾きが少し遅いなとは感じるのでポリエステルの生地よりかは乾燥時間を長く考えておいたほうがよさそうです。
以上がチーズタープを使う上での注意点です。
商品概要
現在発売されているチーズタープは2種類のサイズで販売されておりカラーも「カーキ」と「タン」の2種類になります。
少人数用のチーズタープ。カマボコテント3Sなどに接続可能です。
- カラー:カーキ / タン
- サイズ:W355 × D355cm
- 収納サイズ:W60 × D13 × H13cm
- 重量:約3.6kg
- 材質:ポリコットン
- 最低耐水圧:350mm
大人数用のチーズタープ。カマボコテント3Mなどの大型テントに接続可能です。
- カラー:カーキ / タン
- サイズ:W520 × D520cm
- 収納サイズ:W60 × D19 × H19cm
- 重量:約6.9kg
- 材質:ポリコットン
- 最低耐水圧:350mm
編集長からの一言
チーズタープを購入して2年が経過しましたが理想の張り方を求めて何パターンか設営していくうちに1人で設営が出来るようになり、自分に合った張り方が分かってきた気がします。
私のお気に入りの張り方はこちらです。
タープ単体だけでなくテントと組み合わせて様々な設営スタイルをつくれるチーズタープは私のキャンプギアの中では必須アイテムです。
正直設営するのは手間がかかりますがこの手間を楽しむのもキャンプの醍醐味だと思うのでキャンプを快適に過ごすためのギアとしてチーズタープはオススメできます。
ただし注意点でも書きましたが区画が狭いキャンプ場も多いので良く行くキャンプ場の情報を整理してから購入しましょう。