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【村の鍛冶屋】鍛造ペグエリッゼステークレビュー

エリッゼステークレビュー
たかひろ
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村の鍛冶屋の鍛造(たんぞう)ペグ「エリッゼステーク」を使って2年が経過したので実際に使ってみて良かった点・注意点を紹介します。

テントやタープを設営する時に利用する「ペグ」ですが種類が無数にあり選ぶのも大変だと思います。

丈夫な作りの鍛造ペグや安く利用出来るアルミペグなど様々な種類がある中で、私が利用している村の鍛冶屋の鍛造ペグ「エリッゼステーク」は一番優秀なペグだと思うほど便利に使えています。

今回は鍛造ペグ「エリッゼステーク」の何が素晴らしいのか、注意点は何かを細かく紹介していきますのでペグの購入を考えている方は参考にしてみて下さい。

 

Naviさん
Naviさん

購入したのは村の鍛冶屋の「エリッゼステーク」レッド28cmです。

「エリッゼステーク」は色やサイズのバリエーションが豊富なので選ぶのが楽しいペグですよ

 

村の鍛冶屋のエリッゼステークレビュー

エリッゼステークレビュー

村の鍛冶屋から出ている鍛造(たんぞう)ペグ「エリッゼステーク」を2年前に購入して約30回ほど利用しましたが今でも壊れる事なく利用しています。

現在のペグの状態はコチラ。色が落ちていますがそれ以外は問題なく利用できています。

エリッゼステーク

 

以前はテントに付属されていたアルミペグを使っていたのですが地面が硬いとすぐ曲がり、抜くのも苦労した経験があるので2年前に鍛造ペグへ切り替えました。

数あるペグの中から丈夫で長持ちするけど安いペグを探して見つけたのが村の鍛冶屋の「エリッゼステーク」です。

エリッゼステーク

実際に使った感想は地面に刺さりやすく抜けにくい事。アルミペグとは全てが違いました。

「エリッゼステーク」は一度打つと抜けにくい構造になっているので強風でも抜ける心配がなく安心して利用する事ができます。

価格の安いアルミやスチールなどと比べると鍛造ペグは高いですが本格的にキャンプをするのであれば必須になるペグだと思います。

 

鍛造(たんぞう)ペグとは

鍛造ペグとは

画像:山新

鍛造(たんぞう)ペグとは熱く熱せられた鋼鉄をハンマーやプレスで叩きあげる事で不純物などを取り除き強度を高めたペグの事です。

同じような名前で「鋳造(ちゅうぞう)ペグ」がありますが鋳造(ちゅうぞう)ペグは溶かした鋼鉄を型にはめて形を作る手法なので強度は劣ります。

 

村の鍛冶屋の鍛造(たんぞう)ペグは1,100度で熱し、1トンの力で圧力を加える事で強度の高いペグを作り上げています。

作業工程の写真が山新さんのWebサイトに掲載されていたので抜粋します。

鍛造ペグ叩き上げ

画像:山新

素材の丸い鋼材を約1100℃になるまで真っ赤に熱し、約1トンという強力な力で一気に断面を楕円形に潰した鍛造ペグ。
熱した鋼材に強力な圧力を加えることによって、優れた強度を持つペグが完成します。

引用:村の鍛冶屋ホームページ

 

良かった事

鍛造ペグ「エリッゼステーク」を2年間使って良かった事を紹介します。

 

01.丈夫で壊れにくい

テントに刺さるペグ

使って一番感じた事は硬い地面にも負けない丈夫さです。

地面の硬さはキャンプ場によって異なりますが硬くでペグが刺さりにくいキャンプ場も多くアルミペグを利用するとすぐ曲がってしまう事がありました。

鍛造ペグ「エリッゼステーク」は強さを売りにしているペグだけあって硬い地面でもペグが刺さるので安心してテントを設営する事ができます。

エリッゼステークペグダウン

大きな石が埋まっている場所は無理ですが硬い地面だけであれば問題なくペグダウンできます。

 

Naviさん
Naviさん

「エリッゼステーク」の安心感はすごいです!

ペグはキャンプギアの中では地味で目立ちにくい道具ですがペグがないとテントの設営が出来ないので非常に重要なアイテムです。

ペグが刺さるか刺さらないかでキャンプの安心感が変わるので「エリッゼステーク」を持っているだけでペグに対する不安がなくなります。

 

鍛造ペグ以外でもアルミ、チタンなど様々な種類がありますが丈夫さや強さを求めるならコストパフォーマンスが優れて居る鍛造ペグをオススメします。

 

02.カラーが豊富

エリッゼステーク色味

画像:山谷産業

「エリッゼステーク」を選ぶ上で一番良かったのはカラーの多さです。

レッド、ホワイト、ブルー、イエロー、ピンク、パープル、オレンジなど様々なカラーがあります。

通常ペグは黒かシルバーが多いのですが「エリッゼステーク」はカラフルな色味が多く選ぶ楽しさがあります。

新色もどんどん追加されているのでテントに合わせた色味を選ぶ事が可能です。

2021年度には自然に馴染む色が欲しいとの要望から「オリーブ」と「ベージュ」の2色が追加されました。

エリッゼステーク新色

画像:山谷産業

 

ペグに色が付いていると

  • テントサイトがおしゃれになる
  • ペグを見失わない

といった効果があります。

ペグが刺さったままのサイトも結構あるのでペグを見失わなくなる事は重要なポイントです。

 

Naviさん
Naviさん

私はペグが目立つと思い「レッド」を購入しましたがペグを抜き忘れていても目立つので色付きを買って正解でした。

過去に何度か前の方がペグを抜き忘れているサイトを利用した事があるので目立つ事は重要だと思います。

 

色は塗装されているので使っていくと剥がれてしまいます。

初めて使うときは色が剥がれるのはショックでしたが全体が剥がれるわけではありませんでした。

下の写真は30回ほど使った状態のペグです。

エリッゼステーク使用後

これ位塗装が剥がれると思います。

購入前に覚えておいたほうがいいポイントです。

 

03.ペグが抜けにくい

ペグは「刺さりやすさ」と「抜けにくさ」の2つが重要になります。

「エリッゼステーク」は楕円形の形をしており地面に刺さるとクルクル回らずに土の中で固定されるので抜けにくい設計になっています。

エリッゼステーク楕円形

通常の丸棒のペグは地中でペグがクルクルと回り使い勝手が悪いですが、楕円のペグは、砂利や石が混じった固い地面でも入り込みが良く、地中でクルクルと回る事なく、ガッチリと固定します。
またロープの引っ張り方向は材料が厚めに設計されておりますので、強靭に耐えるようにされております。
ロープが触れる箇所は、バリでロープが切れる事がないようにトリミングしており、細心の注意を計っています。

引用:村の鍛冶屋ホームページ

 

強風が吹いた時や、足で引っ掛けてしまった時など抜けやすいペグ(丸棒のペグ)を利用しているとテントやタープが崩れてしまう危険性があります。

SNSなどで強風によりテントが崩壊した画像をよく見かけますが自然の中でキャンプをやる以上は「抜けにくさ」が一番重要です。

 

Naviさん
Naviさん

「エリッゼステーク」は地面で固定されると本当に抜けないです。

本気で真上に引いても抜けないのでしっかりペグを刺せば強度はかなり強いと思います。(ペグを回転させれば簡単に抜けます)

抜けにくいペグを選ぶ事でキャンプの安全性が大幅に改善されますので「楕円形」のペグはオススメです。

 

雨などで地面が柔らかい場合はエリッゼステークでも抜けます。

ペグには長さの種類もあるので雨の日で地面が柔らかい日は長いペグを利用する事をオススメします。

エリッゼステークは38cmが一番長いペグです。

 

04.ペグハンマー「アルティメットハンマー」との相性抜群

ペグの抜き方

村の鍛冶屋のペグハンマー「アルティメットハンマー」を利用しているのでペグとの相性が抜群でペグが抜きやすいです。

「アルティメットハンマー」はエリッゼステークを簡単に使いこなせる金槌がないため創られたハンマーです。

ペグを打ち込むのは他社のハンマーでも打ち込めますがペグを抜く時は「アルティメットハンマー」が抜群の効果を発揮します。

ペグ抜き

画像:村の鍛冶屋

 

Naviさん
Naviさん

ペグは抜きやすいですが簡単に抜ける訳ではありません

回転させて抜くのですが回転させるには力が必要です。

「アルティメットハンマー」はペグとサイズがぴったり合うので他のペグハンマーよりか抜く時の手間は少ないと思いますが力は必要です。

 

05.ペグの抜け忘れ防止

ペグの抜け忘れ防止

キャンプを長年やっている方ならペグが抜き忘れているサイトを目にした事があると思います。

「エリッゼステーク」は色が塗装されているペグが多くサイト内でも目立ちます

テントなどを撤収した後に見渡すと色が付いたペグが目に入るのでペグの抜き忘れを防ぐ効果があります。

Naviさん
Naviさん

購入した後に一番良かったと思えるポイントでした。

暑い夏など早く撤収したくて何本ペグを抜いたか忘れてしまう事があるので区画を見渡した時にペグが目立つのは助かります。

 

ペグが埋まっている時は近くに寄らないと分かりませんが、黒色のペグよりか色が付いている方が目立ちますので色付きのペグはオススメです。

 

以上が「エリッゼステーク」を買って良かったと思ったことです。

 

注意点

「エリッゼステーク」を買う前に確認しておくポイントを注意点として紹介します。

 

01.重い

エリッゼステーク

鋼鉄で出来ているので1本が重いです。

車で移動する方はほとんど関係ないと思いますが電車や徒歩でキャンプをする方は出来るだけ軽量化する事が重要だと思うので購入する前に確認しましょう。

風で飛ばされない事を考えると鍛造ペグは必須ですが全てのペグを鍛造ペグにしなくてもいいかもしれません。

重さは全て同じ重さではなく微妙に異なりますが公式サイトの表記を参考にして下さい。

  • 18cm:79g/本
  • 28cm:190g/本
  • 38cm:346g/本

 

02.ペグの中では高い

他のペグと比較すると「エリッゼステーク」の金額は高いです。

28センチの5本セットは2,255円なので1本単位451円かかります。(8本セットでも1本451円です)

アルミペグなどと比較すると金額は高いので考えて買うようにしましょう。

ただし、鍛造ペグの中では安い金額です。スノーピークやogawaの鍛造ペグと比較すると安いので鍛造ペグを探している方は「エリッゼステーク」がオススメです。

エリッゼステークは単品販売がありません。

必ずセットになるので購入するときは注意しましょう。

 

03.塗装は剥がれる

塗装が剥がれる

カラーバリエーションが豊富ですが塗装してある色は徐々に剥がれていきます。

全て剥がれる訳ではないので安心ですが使っていくうちに色がなくなるので事前に覚えておきましょう。

2年間使ったペグがこちらです。多少の色褪せはありますがまだ赤が多いので気にするほどではないかもしれません。

エリッゼステーク

Naviさん
Naviさん

私自身が最初にペグを打った時に色が剥がれる事が嫌だったので注意点として書きました。

1回目はショックでしたが2回目以降は一切気にしなくなったので剥がれる心配はしなくていいと思います。

 

04.埋め込みすぎると抜けない

抜けない

「エリッゼステーク」は抜きやすいペグですがペグを回転させる事が条件になります。

土の中に埋めすぎて回転ができない場合は抜くのがかなり大変です。

理由は上でも書きましたが楕円形の形をしているので土の中でがっちり固定さています。

力を入れても真上に抜く事が出来ないので「エリッゼステーク」を抜く時は「回転」させなければなりません。

土の中に埋めすぎると注意が必要なので覚えておきましょう。

 

Naviさん
Naviさん

どこまで埋め込むかを毎回悩みますがペグの丸い穴が見えるあたりが一番BESTだと思います。

テントに刺さるペグ

 

05.長さは何センチがいいか

購入前に一番悩んだ事ですが、エリッゼステークにはサイズが18cm、28cm、38cm、48cmの4種類あります。

  • 18cm:小型テント用
  • 28cm:テント&タープ用
  • 38cm:大型テント&タープ用
  • 48cm:タープ用

私自身は28cmでテントとタープの両方に使っています。

ほとんどのキャンプ場で問題なく利用できますが雨などが降って地面が柔らかい場所でタープを張ると28cmでも抜けます。やはりタープを張る時は30cm以上のペグが必要だと思います。

理想はテント28cm(もしくは18cm)、タープ38cmで分けて使う事が理想ではないでしょうか。

 

Naviさん
Naviさん

小型のテントであれば18cmで十分です。大型テントの場合は風に当たる面積が大きいので28cmの方がいいと思います。

 

以上が「エリッゼステーク」の注意点です。

 

エリッゼステークの種類

鍛造ペグ「エリッゼステーク」には素材、サイズ、色味など種類がたくさんあります。

わかる範囲でまとめました。

サイズ 18cm、28cm、38cm、48cm
カラー オリーブ、ベージュ、レッド、ホワイト、イエロー、ブルー、ピンク、オレンジ、パープル、ブロンズメッキ、クロムメッキ、ブラックなど
販売本数 単品販売はなく2本、4本、5本、6本、8本、10本など複数
重さ 18cm:79g/本

28cm:190g/本

38cm:346g/本

種類 メッキ塗装、チタン、ステンレスなど

 

編集長から一言

キャンプをはじめた当初はペグは何でもいいと思っていましたが、鍛造ペグを使ってペグの大切さに気がつきました。

ペグが刺さる安心感は気持ちに余裕を持たせてくれます。

最近は鍛造ペグ以外でもチタン合金などさらに強力なペグも次々と登場しています。

予算やブランドに合った丈夫なペグを選ぶ事が一番なのでまずは自分で調べて理想のペグを見つけましょう。

ペグ選びに迷った方は「エリッゼステーク」はオススメ出来るのでぜひ仲間になりましょう!

 

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たかひろ
たかひろ
アウトドアライター
外遊びが大好きなアウトドアライター。 使って便利なキャンプギアや、キャンプ場のレビューなど”キャンプ”に特化した情報を発信しています。 ▶︎Yahoo!ニュース エキスパート公式ライター ▶︎ハピキャン公式ライター
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